自分達の住まいをこれから建てようとお考えの方の希望や要望を伺い、解釈した上でクライアントの求めているものの裏側まで深く読み取って、それらを最大限に設計へ反映させていき、建築主様が満足する住まいづくりをご提案いたします。
したがって、設計前の段階でのヒアリングや設計過程でのプレゼンテーションなど、建て主さまとのコミュニケーションを最も重要視しています。会話の中で、住まいづくりに直接関係のなさそうなことでも設計上のヒントや建て主さまが本当に望んでいることが聞き出せたりすることが意外に多くあるからです。
また、住まいというものは場所、家族構成、生活スタイルや趣味などにより異なるため、10組のご家族がいらっしゃれば10通りの住まいが出来る、つまり住まいとはすべて唯一無二であると考えています。
私は設計を進めていくに当たっては、意匠(デザイン)・機能性・住み心地の良さ(快適性)という三つのバランスを取りつつ、「自分達(建て主)らしさ」を大切にして敷地と周辺環境の特徴を生かし、光の取り入れ方、風の抜け方、外部空間をどう取り込むかを重視した住まいづくりを心掛けています。
さらに、住まいは建築物単独で成立するのではなく、その敷地全体で成立するものだと考えています。そのため、私は自分達の敷地全体を有効活用して、積極的に外部空間を取り入れた住まいである「コートハウス(中庭のある住まい)」の設計を得意としています。