ハーレーダビットソンビジネスを始めたきっかけは、27歳で大型二輪免許を取得し、憧れのホンダCBX1000を手に入れて、湘南方面へ走りに行ったことがきっかけでした。
海岸沿いに停車していた鮮やかな赤黒カラーのハーレー・ローライダーがとてもカッコ良く目に映り、早速オーナーであろう初老のライダーに話し掛けてみると、黒の革ジャン姿が似合うその彼は、何とお医者様。
初めて見たハーレーと垢抜けたオーナーの姿に一目惚れしたのです。
― いずれはオレもハーレーでこの場所に来るぞ!
と胸に秘めつつ、その6年後に東京都武蔵野市の吉祥寺にバイク屋を開業したのです。
それから13年が過ぎようとした頃、ハーレーダビッドソンジャパンより“ビューエル”を取り扱わないかと声を掛けられこれを快諾。
ハーレーダビッドソンファミリーの仲間入りを果たした後は、念願のハーレーダビッドソン正規販売店を東京都調布市に開店、同時に憧れだったハーレー・ローライダーのオーナーになったのです。
早速当時のシーンを再現しようとローライダーを駆り、“あの湘南の場所”へ行ってそこに立った時は正直感無量でした。そしてこのミニツーリングではハーレーのとてつもない面白さを発見したのです。