御きもの処 たきちのブログ記事
2015 01/10 12:28
毎年家族の集合写真をアップいたしておりました。今年は娘婿の体調が悪かったり、わたしも孫と遊びますのに着物を着てはとてもついていけないなど、諸事情が重なり、結局きものを着たのは家内と孫だけになりました。でも、一同元気にいたしております。家族の集合写真は、楽しみにしていただいている方もいらっして、孫だけ・・・・ではおじいちゃん馬鹿丸出し...
2014 12/19 09:43
しばらくご無沙汰していました。ホームページが安定しないので、修理のためしばらく閉じますよ・・・・と言われていたのですが、どうやら日一日と無事にすごしています。写真は泰生さんの注文の帯なのですが、お好みいただいてお求めいただきました。仕立て上がり、手元でしばらく朝に夜に眺めていました。なんとか腹に落ちて、次に考えていましたグレーの〆切...
2014 12/03 08:44
南禅寺から銀閣寺までの哲学の道の途中に西田幾多郎の碑が立っています。私たちのすこし前の世代の青年層には忘れがたい大きな存在であったとおもいます。わたしたちの世代はそのあとの京都学派により親しみを持っているように感じます。 途中に叶松寿庵の喫茶室があり、一服ちょうだいしました。立礼の席でしたが、感じよく作られていて、一般家庭でのもてな...
2014 12/02 09:42
黄梅院は拝観できませんので、本堂の周り縁から見たこの写真はめずらしいかもしれません。左へ広がりがあるのですが、一枚に入りませんでした。本堂の襖絵は雪舟のお弟子さんの手になるそうですが、コピーなのだそうです。原本は博物館にあるとのことでしたが、とてもコピーとは思えませんでした。模写ではなく、コピーなのだそうです。ちょっと驚きでした。 ...
2014 12/01 09:35
なき母の法事に久しぶりに黄梅院を訪れました。一泊でしたので翌日は東山の南禅寺界隈を散歩しました。南禅寺から銀閣寺まで、哲学の道を歩いたのですが、紅葉は大徳寺が見事でした。写真は黄梅院の庭です。
2014 11/28 09:46
最近しみじみと思います。日本人の感性は数百年の蓄積を背景にしていて、一世代や二世代の停滞では崩れはしない・・・・と。伝統とはその奥にたいへんなエネルギーを持っているもの・・・・ですね。染めや織りへの感性はすごい・・・・とおもいます。いま、京都の生産の現場では悲観論が大勢を占めています。でも、能も明治の初期には滅びの寸前でした。落語...
2014 11/26 09:25
いぜん、山城さんという唐織りを得意とする名門の機屋さんにデザインから起こしてもらおうと伺ったことがあります。参考に・・・・と蔵から今まで織った端切れを出していただきました。その質と量に圧倒され、途中でもうこれで充分です・・・・と申したことがあります。たいへんな蓄積で、その推移を伺うと、大正期から昭和にかけて需要を背景に爆発的に織りが...
2014 11/25 09:24
小袖を着た姿は長じゅばんを着ているよう・・・・と言われますと、なるほど・・・・と思う面もあります。紬地で作りますと腰があるのですが、ちりめん地の素材はすこしやわらかです。小袖の時代はお召しなどすこし張りのある生地が多い時代でした。当時の小袖は現代ではジーンズが代わりとなっている・・・・たしかに小袖でスキーは滑れません。けっきょく、小...
2014 11/24 13:21
もう三十年も前のころでしょうか、このままでは日常からきもの姿がなくなる・・・・と思って、古い小紋や紬などを着っ丈のきもの(小袖)として着ていただこうと、仕立て替えて着ていただいたことがございました。ガウンの代わりにもなり、朝起きて、パジャマの上からそのままお召になれますし・・・・でも、海外旅行の時に手軽なきものとして利用価値はありま...
2014 11/22 11:18
日本の衣裳の歴史はそうとう研究され、ほぼその時代時代の生活ぶりが想像できるほど解明されています。衣裳は生活に密着していますから、生活の変化は衣裳の変化につながっています。でも、きもの(衣裳・キヌモが語源です)は元禄時代から基本的には変わっていません。たくさんの理由があるでしょうが、ひとつの大きな原因は、きものの完成度の高さにあるよう...