pasta&wine勝どきMIKIのブログ記事
2020 03/03 17:14
〔熊猫亭薄様新古細工#07 明治の海運業〕ユダヤ資本を背景とした薩長の東進は明治"維新"と呼ばれる。この"維新"という言葉だが、藤田東湖が藩政改革の際に引用した「詩経」の一節である「周雖旧邦 其命維新」に拠ると云われることが多い。僕は日本書紀をひも解きたい。「日本書紀」大化2年3月に"天...
2020 03/01 17:12
〔熊猫亭薄様新古細工#06 ワイン瓶はなぜ750mlなのか〕ちょいとわき道・・船の大きさをあらわす単位/トンですが、空の木樽を叩いた音「Tun」から来たといわれています。つまり100の木樽を載せることが出来る船は100TON積みの船。1000なら1000TON積みという感じですね。始まりは英国です。英国は、ワインの自国生産が出来ないので...
2020 02/28 17:11
〔熊猫亭薄様新古細工#05 海運ルートの確立〕江戸時代、政治の中心地は江戸でした。しかし経済の中心地は京都と大阪のままだった。消費財は陸路海路で江戸に運ばれた。大量な物量は海運に頼った。江戸と大坂を結ぶ南海路は重要なロジスティクルートとして大いに栄えました。こうした定期・商業航路は、戦国時代末期から江戸時代にかけて開設されたものでした。...
2020 02/26 17:10
〔熊猫亭薄様新古細工#04 江戸の夕栄〕井原西鶴の「日本永代蔵(1688年)」の中に「今ほど舟路の慥なる事にぞ。世に舟あればこそ 一日に百里を越し 十日に千里の沖を走り 萬物の自由を叶へり」という一文があります。水運は大型物流のカナメだったのです。運ばれたのは米/塩/醤油/酒/砂糖/鰹節/油/木綿など大量に消費される生活物資です。バラス...
2020 02/24 17:08
〔熊猫亭薄様新古細工#03 江戸の海運ことはじめ〕江戸時代の廻船業について話そうかなぁと思ってるんだけど、いつもの通り寄り道ばかり。日暮れて道遠し・・苦笑「江戸」という名前ですが、初出は「吾妻鏡(鎌倉時代に書かれた歴史書・蛇足)」です。1180年8月26日の条に江戸太郎重長という名前で出てきます。江戸"太郎"重長は平...
2020 02/22 17:07
〔熊猫亭薄様新古細工#02 海運の町・勝どき〕勝どきにあった「はしけの子供たち」の学校、水上小学校の話を書いたとき、その背景となる江戸時代の廻船業に触れました。大川(隅田川)とそれに繋がる無数の川々が、血脈としてさまざまな商品を江戸の隅々まで届けていたという話です。東北陸奥などの米産地から房総に向かう航路。大阪から紀伊半島を回って駿河を...
2020 02/20 17:04
〔熊猫亭薄様新古細工#01橋立〕家人を伴って加賀市を訪ねました。橋立にある割烹料理旅館「司」さんへお邪魔しました。館主は、MIKIのお客様でとてもお世話になっている方です。今回は念願叶っての訪問です。楽しい小旅行でした。その二日目。橋立に会った廻船業の大店・酒谷長兵衛の屋敷を訪ねました。とても興味深かった。橋立は、嘗て日本一の富豪村と称...
2020 02/16 19:27
〔ボルドー歴史物語第二部6章〕-はじまりの前に#02サトウキビ/廃蜜と、アメリカ独立について、簡単に箇条書きにします。予備知識です。①アメリカ大陸を発見したコロンブスは、同地から大した金銀財宝が強奪できなかったので、女王に彼の地でサトウキビを栽培するよう進言した。そして自分自身、サトウキビを持って再出帆している。なぜかというと、コロンブ...
2020 02/14 16:48
〔ボルドー歴史物語第二部6章〕-はじまりの前に#01ボルドーという多民族都市を追ってみようという試みで始めた「ボルドー歴史物語」ですが、一昨年「先史時代からローマ帝国崩壊まで」を上辞後しばらく筆を置いていました。これをまた再開してみようと思います。今回は、動乱の西暦500年代からアメリカ大陸発見までの1000年間、ボルドーがどう揺れ動い...
2020 02/10 00:39
クレー(凝乳)は、酵素ラクターゼが非活性になっているヒトが飲んでも腹痛/下痢を起こしません。クレーが出来る段階で乳糖は乳酸に変わるかホエイ側に集まってしまい、クレーの中には少量しか残らないからです。これは大発見でした。乳が保存できる食品へと変貌を遂げたわけです。このクレーをさまざまな形でチーズというものにしていく技術が各地で編み出されて...
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