仲摩邦彦建築設計事務所のブログ記事
2015 01/31 19:10
前々回、前回からの続きです...。自由学園は、ともに新聞記者であった、羽仁吉一・もと子夫妻が、自分の娘たちのために、よい学校をつくろう、と考えたのが、その出発点であったのだそうです。ただ、その娘たちが成人したこともあり、そうしたことに縛られる必要もなくなったのでしょうか、初等部 、女子部の建築に続いて、1935年（昭和10年）に、男子部...
2015 01/26 20:37
前回の続きになります...。自由学園は、もともと、ともに新聞記者であった、羽仁吉一・もと子夫妻が、自分の娘たちを通わせたいと思うような学校をつくろう、と考えたのが、その出発点であったといいます…。 そのため、東京の目白に、学校を創立した際に、最初に創設したのが、女子部であったのだそうです…。 その後、久留米村（現在の東京都東久留米市）南...
2015 01/19 17:39
フランク・ロイド・ライトが設計し、その弟子の、遠藤新が引き継ぐかたちで完成した、雑司ヶ谷にある自由学園の校舎...。現在では、「自由学園明日館」と呼ばれ、日本にほんの数件のこされた、巨匠、フランク・ロイド・ライトが設計した建築の１つとして、現在まで、保存されています...。ところで、自由学園の方は、その後、生徒数も規模も拡大し、この校舎...
2015 01/14 16:18
自由学園の校舎がすべて完成した時、設計したフランク・ロイド・ライトの姿は、そこにはありませんでした…。 ライトは、帝国ホテルの仕事を事実上解任され、1922年（大正11年）に、すでに日本を去っていて、その後、二度と再び、日本の土を踏むことはありませんでした…。 帝国ホテルが完成したのは、ライトが帰国してから1年以上経ってからのこと…。...
2015 01/10 16:28
ともに新聞記者であった、羽仁吉一・もと子夫妻は、自らの娘たちが通っている学校が、単に知識の詰め込みを行っているだけであることを目の当たりにして、娘たちを通わせたいと思うような学校がない、と感じたのだそうです…。 そして、三女が女学校に進学するのをきっかけに、それならば、ということで、キリスト教精神を基盤にした、理想的な学校を、自分たちの...
2014 12/30 18:34
今年は、序盤に、このブログが、引越をしなければならなくなったため、そのついでに、「建築を観る」と、「仲摩邦彦建築設計事務所」という、２つの場所を新たにつくることにしました。「建築を観る」の方は、これまでに観に行った建築を紹介をしていく場所...。「仲摩邦彦建築設計事務所」の方は、これまでに設計した建築を紹介していく場所...。そして、こ...
2014 12/24 18:28
三菱倉庫ビル（三菱倉庫江戸橋倉庫）…。 下層部に事務所、中間部に倉庫、最上部に食堂、といった感じで、事務所と倉庫が一体になった、新しい都市型倉庫として、1930年（昭和5年）につくられた建築です…。日本橋川のすぐそばにあるせいか、全体が、客船のイメージになっているのだそうです…。 横方向に長い、全体のフォルム…。優美な曲面…。リズミ...
2014 12/16 15:51
ホテルに接して建つ、プライベート・コレクションのための美術館、岩崎美術館・岩崎美術工芸館…。この建築は、1979年に岩崎美術館、1983年に事務棟、そして、1987年に岩崎美術工芸館、といった具合に、およそ10年をかけて、少しずつ、つくられていったものです…。 一つ一つは、バラバラに、独立して建っているように見えますが、実は、地下通路...
2014 12/03 16:44
スペイン、グラナダ近郊の町、グアディクス…。洞窟住居で、知られています…。 岩山のそこかしこから、ニョキニョキという感じで、丸みを帯びた、白い換気塔が生え出ています…。 かなり昔に訪れたのですが...。忘れ難い、あまりにも不思議な風景でした…。もともとは、民族間、宗教間の争いによって、追われた人たちが、山肌を掘って、洞窟に身を隠すよ...
2014 11/17 17:35
幾何学的な、洗練された装飾と、何となく華やかな、独特の色合い…。 港町を舞台にした、映画にでも出てきそう…。 「デコラティヴ・モダニズム」、なんて呼ばれることもあるという、いわゆるアール・デコ調の、お洒落な外観…。 1930年（昭和5年）に出来た、エキスプレスビルです…。 樹々に隠れてしまって、写真ではわかりませ...
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