仲摩邦彦建築設計事務所のブログ記事
2012 03/10 17:27
ひとつ思い出話を…。私が建築学科の学生の頃のことです。私が通っていた大学に、ある先生が、教授として赴任してきました。当時の建築の世界は、19世紀末から20世紀初頭に始まった、いわゆる近代建築(モダン)というものの問題点が、しばしば指摘されるようになり、それに対する反省から、「ポストモダン」と呼ばれる、それまでとは少し違った建築が、盛んに...
2012 03/02 22:36
子供の頃、『奥さまは魔女』という、アメリカのテレビドラマを観ました。夕方の時間のテレビ番組は、最近では、なぜか、ほとんどがニュース番組ばかりになっていますが、こうした番組の編成には、時代の流行というのがあるのでしょうか…。その当時は、これまたなぜか、子供向けのアニメやドラマの再放送を繰り返しやっていました。そのせいで、リアルタイムで観る...
2012 02/24 20:51
なんとなく頭にのこっていて、時々ふと思い出し、またすぐに忘れてしまうことがあります。今、偶々思い出したので、忘れてしまう前に、書いてしまおうと思います…。それは、かなり前のことなのですが、ギタリストのパット・メセニーが、『オーケストリオン』というアルバムを出し、来日公演を行った時の、雑誌の紹介記事です…。パット・メセニーが、ジャズ系のギ...
2012 02/16 17:07
先日、新聞で、脚本家の岡田利規さんのエッセイを読みました。大変面白かったので、少し紹介させていただこうと思います。このエッセイは、1ヶ月ごとに、書く人が交代しているみたいで、4回で完結ということになっているようです。今月は、今のところ、3回目まで、話が進んでいます。私は、演劇については、全くの無知で、この岡田利規さんという方も、失礼なが...
2012 02/08 16:59
菊岡倶也編著『建築・土木365日「今日は何の日」』、という本があります。1年365日、その日に建築・土木の分野で起こった出来事が書かれています。例えば、明日2月9日のページを見てみると、「東京書籍館、文部省の所管へ」となっています。明治8年のこの日に、東京書籍館(しょじゃくかん)が、太政官内の博覧会事務局の所管から、文部省の所管となり、...
2012 01/31 15:15
20年ぐらい、ずっと、パソコンは主にマッキントッシュを使っているせいもあって、昨年スティーブ・ジョブズ氏が亡くなった時には、とても感慨深いものがありました…。その後のいろいろな報道などで、「世界を変えた」とか、「ライフスタイルを変えた」とかいったような、たくさんの賛辞が贈られているのを観て、本当にその通りだ、と思ったのですが、ただ、よく...
2012 01/23 19:36
すでに終わってしまいましたが、1月15日まで、東京都現代美術館でやっていた、『建築、アートがつくりだす新しい環境』展を、先日、観ることができました。とても面白い展覧会で、大いに刺激をもらって帰ってきたのですが、その中で、ひとつだけ、ここで触れておこうと思います。それは、スペインの建築家、アントン・ガルシア=アブリルという人の、『トリュフ...
2012 01/16 19:29
正月明けから、引きこもり状態で図面を描いていたせいで、今頃になって、今年はじめての記事になります…。あまり変わりのない、同じような事ばかり書いているブログですが、またよかったら、今年もおつきあいください…。本年もどうぞよろしくお願い致します。いつも年末になると多いのですが、様々な分野で、「今年のベストテン」などといった企画があります。自...
2011 12/30 18:12
最近、二つの建築がらみの展覧会に行ってきました。一つは、六本木ヒルズの森美術館でやっている、『メタボリズムの未来都市展』、もう一つは、東京国立近代美術館でやっている、『ヴァレリオ・オルジャティ展』です。最近では、割と、どこの展覧会に行っても、人がいっぱいなのですが、建築がらみの展覧会というのは、あまり人気がないのでしょうか、どちらもあま...
2011 12/16 17:29
先日、夜の報道番組を観ていたら、「東電OL殺人事件」のことをやっていました。この14年前の事件は、一度、被疑者の刑が確定したそうなのですが、獄中から、ずっと無罪を訴え、再審を求めていて、最近、最新のDNA鑑定が行われ、その結果によっては、再審への道が開かれる可能性があるとのことです。その報道番組では、当時の関係者に取材をして、その「新た...